一緒に作品をつくりやすいなと思うカメラマンさんの特徴 ②

・撮影開始時、場所移動時に写真を共有する

モデルは自分がどんな風に撮られているのか、写真が気になります。

撮影中にモデルが写真を見せてくださいと言うと、カメラマンさんによっては「上手に撮れるか抜き打ちテストされてるみたいで怖い」と思われる方もいらっしゃいますが、モデルにそんな気はありません。
モデルは、
・髪、メイク、服が乱れていないか
・光の当たり具合、角度
・画角、構図、雰囲気
の確認をして、ポージングの調整をするために、写真を見たいと思っています。

作風と好みの傾向は事前にカメラマンさんの作品を見て研究しているので、基本的にはそれをイメージしてポージングや表情を作っています。また、その日特別にいつもと違う試みをする場合は、事前に打ち合わせをします。なので、撮影中の確認はとにかく自分側のミスをカバーするために行っています。カメラマンさんがせっかくの高い技術を持って努力をして撮影に挑んでくださっているのに、モデルの髪が乱れていたり、服の襟が乱れているなどで写真を台無しにしてしまうことは避けたいと思っています。そのため、撮影中に「写真を見せてください」と言うのです。

カメラマンさんは、カメラについて知識を豊富に持っていらっしゃるので、「レンズの特徴を伝えればどれくらいの範囲で撮っているかわかるだろう」と思われるかもしれませんが、モデルによってはカメラの知識が全くない場合もあります。「◯◯mmで撮っていますよ」と言われても、バストアップで写っているのか、膝あたりで切れているのか、全身写っているのか、わからないことがあります。なので、撮影開始時、場所移動時には、「いまこんな風に写っているよ」と見せていただけるとありがたいのです。

また、良いカットが撮れたときはぜひ見せてください。それだけで緊張がほぐれ、安心して撮影を続行できます。

以上のことをお伝えすると、撮った全ての写真をその都度見せてくださるカメラマンさんがいらっしゃいます。コスプレ撮影などの場合、確かにそれは必要だと思うのですが、私個人のポートレート撮影では、そこまではいらないなと思っています。これは個人的な感想に過ぎないかもしれません。撮影は時間が限られていることがほとんど。炎天下や寒空の下、ひたすらに1枚1枚見せていただく作業はお互いに体力を消耗します。それなら、少しでも良いものを作る時間にあてたいな、と思います。これは、人によって差が出る部分だと思います。

もう一つ、知っておいてもらいたいことがあります。それは、写真を見せることを口実に、極端に距離を近づけてくるカメラマンさんがいるということです。3年間ポートレートモデルを経験した中、肩や腕を不必要に触られて、不安な思いをしたことが何度かあります。これは私だけではないと聞きます。他のモデルさんも、同じような思いをしたことがあるそうです。もしかしたら、カメラマンさんはモデルさんが見やすいように、と思って近づいてくれたのかもしれません。でも、それによって怖い思いをしたり、不安に思うモデルさんがいるということを知って、適切な距離を保っていただけるとありがたく思います。

今回は以上です。前回の記事にあたたかいコメントをくださったみなさん、ありがとうございました。今回も拙い文章ではありましたが、ここまで読んでいただき、感謝します。これからさらにポートレートの作品づくりが楽しくなることを願います。

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